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おべんとうの時間がきらいだった

出版社名 岩波書店
出版年月 2020年6月
ISBNコード 978-4-00-061408-5
4-00-061408-8
税込価格 2,310円
頁数・縦 230P 20cm

商品内容

要旨

お弁当ハンター・阿部了との夫婦コンビで、ANA機内誌『翼の王国』で続けてきた人気連載「おべんとうの時間」。文を担当する彼女には、幼少時代から家族の呪縛に悩み抜いてきた記憶がある。家族なんてくそくらえ、湿っぽいお弁当なんか開けたくない…。少女はやがて家を出て、自らの家族を持ち、そしてなぜか家族巡業でお弁当の取材を行うようになった。家族とは、夫婦とは、なんだろう。家族との葛藤を抱えるすべての人々にやさしく繊細な筆致で捧げる、ビタースイートなエッセイ。

目次

1 父と母(おべんとうの時間
音の番人
『E.T.』のピザ)
2 アメリカの家族(トイレでかじるドーナツ
ハーリー家のごはん)
3 夫と娘(ニッポン・チャチャチャ
家族巡業のはじまり
父の弁当)

出版社・メーカーコメント

「弁当というものは、残酷だ。中学1年生で、私はそう思った。自分が背負っている家族を、小さな箱と向き合う度にいつも突きつけられる……どうかわかりませんように、気づかれませんように」。ANAの機内誌『翼の王国』の人気連載「おべんとうの時間」が誕生するまでの家族の軌跡。著者自身の「おべんとうの時間」がここにある。

著者紹介

阿部 直美 (アベ ナオミ)  
1970年群馬県生まれ。獨協大学外国語学部卒業後、会社員を経てフリーランスのライターに。写真家の夫・阿部了とともに、日本全国を回っておべんとうを取材、2007年よりANA機内誌『翼の王国』にて「おべんとうの時間」を連載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)