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台所のおと みそっかす

岩波少年文庫 564

出版社名 岩波書店
出版年月 2003年6月
ISBNコード 978-4-00-114564-9
4-00-114564-2
税込価格 792円
頁数・縦 334P 18cm

商品内容

要旨

父・露伴の没後、文筆の道に進んだ幸田文。歯切れのいい文章には定評がある。人情の機微をつづる「台所のおと」「祝辞」、生い立ちを語る「みそっかす」、露伴の臨終を描いて圧巻の「終焉」など、孫娘青木奈緒の編んだ幸田文作品集。中学以上。

目次

ひのき(抄)
えぞ松の更新
都会の静脈
救急のかけはし
壁つち
ちどりがけ
かきあわせる

ことぶき
三人のじいさん〔ほか〕

著者紹介

幸田 文 (コウダ アヤ)  
1904‐1990。明治の文豪、幸田露伴(1867‐1947)の娘。東京・隅田川のほとりで生まれ育った。幼くして母と姉を失い、のちに二十歳前の弟にも先立たれる。女子学院に学び、1928年に結婚。10年ほどして離婚し、一人娘を連れて実家にもどった。父・露伴の没後、文筆の道に進み、数々の名作を生みだした
青木 奈緒 (アオキ ナオ)  
1963年、東京生まれ。幸田文は、母方の祖母。学習院大学修士課程(ドイツ文学)修了。オーストリア政府奨学金を得て、ウィーンに留学。89年より、翻訳・通訳などの仕事をしながらドイツに滞在。98年帰国(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)