• 本

ルネサンス書簡集

岩波文庫

出版社名 岩波書店
出版年月 1989年9月
ISBNコード 978-4-00-327121-6
4-00-327121-1
税込価格 924円
頁数・縦 306P 15cm

商品内容

要旨

イタリア文学の三巨星の一人で、ルネサンス運動の首唱者であったペトラルカ(1304‐1374)は、偉大な詩人であるとともに、つねに自己自身を問いつつ哲学するモラリストであった。ここに収められた23篇の手紙は、ペトラルカが親しく同時代人や古代人、後世の人に呼びかけたもので、モラリストとしての真骨頂が浮彫りにされる。本邦初訳書簡多数。

目次

文学的栄光を夢みて
祖国の解放と再生のために
自然と人間との再発見―ヴァントゥウ登攀記
二つの憧憬―ローマとラウラ
ローマの再発見
孤独生活―自由と文学研究のために
文学的栄光の獲得―桂冠詩人の誕生
文体について
古代人への書簡
古代文化“再生”のために―古典収集活動
古代ローマ再生のために―コーラ革命をめぐって
自己自身への書簡
教皇庁批判
祖国への書簡
文学と政治のはざまで
後継者への書簡
後世への書簡―書簡体自叙伝の試み