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君主論

岩波文庫

出版社名 岩波書店
出版年月 1998年6月
ISBNコード 978-4-00-340031-9
4-00-340031-3
税込価格 1,210円
頁数・縦 387,3P 15cm
シリーズ名 君主論

商品内容

要旨

ルネサンス期イタリアの政治的混乱を辛くも生きたマキアヴェッリ(1469‐1527)は外交軍事の実経験と思索のすべてを傾けて、君主たるものが権力をいかに維持・伸長すべきかを説いた。人間と組織に切りこむその犀利な観察と分析は今日なお恐るべき有効性を保っている。カゼッラ版を基に諸本を参照し、厳しい原典批判をへた画期的な新訳。

目次

君主政体にはどれほどの種類があるか、またどのようにして獲得されるか
世襲の君主政体について
複合の君主政体について
アレクサンドロスに征服されたダレイオス王国で、アレクサンドロスの死後にも、その後継者たちに対して反乱が起きなかったのは、なぜか
征服される以前に、固有の法によって暮していた都市や君主政体を、どのようにして統治すべきか
自己の軍備と力量で獲得した新しい君主政体について
他者の軍備と運命で獲得した新しい君主政体について
極悪非道によって君主の座に達した者たちについて
市民による君主政体について
どのようにしてあらゆる君主政体の戦力を推し量るべきか〔ほか〕