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読書力

岩波新書 新赤版 801

出版社名 岩波書店
出版年月 2002年9月
ISBNコード 978-4-00-430801-0
4-00-430801-1
税込価格 1,012円
頁数・縦 210P 18cm

商品内容

要旨

本を読むことの意味は何?案外答えにくい問いに、「読書によって…の力がつく」という形で考え、コミュニケーションの力、人間を理解する力との関わりを示します。自分をつくり、鍛え、広げることが、読書とどう結びついているかを述べて、あらためて読書の本質を見つめます。心に残るフレーズ、工夫の手がかりも満載です。

目次

序 読書力とは何か(「本を読む読まないは自由」か
読書してきた人間が「本は読まなくてもいい」というのはファウル ほか)
1 自分をつくる―自己形成としての読書(複雑さを共存させる幅広い読書
ビルドゥング(自己形成としての教養) ほか)
2 自分を鍛える―読書はスポーツだ(技としての読書
読み聞かせの効用―ステップ1 ほか)
3 自分を広げる―読書はコミュニケーション力の基礎だ(会話を受けとめ、応答する
書き言葉で話す ほか)

おすすめコメント

何のために読書をするのか。読書をすると何がいいのか。こういった問いに対する答えをまとめた本。朝の読書についても触れられています。また、巻末には「大人の読書」に移行するための文庫百タイトルが紹介されていて、実用的な読書ガイドとしても活用できます!「第1章と第3章では、それぞれ自己形成としての読書と、コミュニケーション力の基礎づくりとしての読書について述べたい。第2章では、読書をスポーツとして捉え、その上達のプロセスをクリアにしたい。つまり、「技」としての読書が第2章のテーマとなる。(本書より)」

著者紹介

斎藤 孝 (サイトウ タカシ)  
1960年静岡県生まれ。1985年東京大学法学部卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程を経て、現在、明治大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)