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女帝の古代日本

岩波新書 新赤版 1396

出版社名 岩波書店
出版年月 2012年11月
ISBNコード 978-4-00-431396-0
4-00-431396-1
税込価格 836円
頁数・縦 219,11P 18cm

商品内容

要旨

「天皇」という称号がつくられた飛鳥・奈良時代、六人・八代もの女帝が続けて誕生した。なぜこの時期に集中しているのか。「女系天皇」に開かれていた可能性は?―女王卑弥呼から推古、そして持統へ。古代人の視点に寄り添い、即位の背景を徹底的に読み込むところから、「女帝の世紀」の謎をとく。今後の議論の基本となる必読の一書。

目次

プロローグ 女帝にまつわる謎
第1章 伝承のなかの「女王」たち(ふたりの「倭国女王」―卑弥呼と壱与
「記・紀」が求めた「女性の王者」―神功皇后 ほか)
第2章 女帝の誕生(ヤマト王権の王位継承
天皇暗殺から女帝の誕生へ―推古天皇 ほか)
第3章 「王統維持」への道のり(大化改新と皇極譲位
「重祚」した斉明女帝と中大兄 ほか)
第4章 律令制のなかの女帝(律令法における女帝―「女帝の子もまた同じ」
「不改常典の法」と「つなぎ」―元明・元正天皇 ほか)
エピローグ なぜ古代に女帝が生まれたのか

おすすめコメント

即位の背景を徹底的に読み込むところから、「女帝の世紀」の謎をとく。今後の議論の基本となる必読の一書。

著者紹介

吉村 武彦 (ヨシムラ タケヒコ)  
1945年朝鮮大邱生まれ。京都・大阪育ち。1968年東京大学文学部国史学科卒業、同大大学院博士課程国史学専修中退。現在、明治大学文学部教授。専攻、日本古代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)