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アベノミクスの終焉

岩波新書 新赤版 1495

出版社名 岩波書店
出版年月 2014年8月
ISBNコード 978-4-00-431495-0
4-00-431495-X
税込価格 814円
頁数・縦 204P 18cm

商品内容

要旨

政府と日銀によって紡がれる「アベノミクスによって日本経済は回復しつつある」という「物語」。しかし、それは真実なのか。異次元緩和の始まりから一年以上がたった今、いくつもの「つまずき」を抱えたアベノミクスの実態が明らかになっている。政治のレトリックに惑わされることなく、客観的なデータにもとづき、警鐘を鳴らす。

目次

第1章 異次元緩和は成果を収めているのか(天頂からの転落
異次元緩和の成果を検討する)
第2章 異次元緩和を支える経済学(中央銀行と金融政策
マクロ経済学と金融政策の歴史 ほか)
第3章 財政政策と公共事業(財政政策の理論的基礎
世界経済の危機と財政政策 ほか)
第4章 成長戦略とトリクルダウン(政府の規模を小さくすれば、成長できるのか
不平等の経済的、社会的コスト ほか)
終章 失敗から学ばない愚か者は同じ失敗を繰り返す(二〇〇八年の危機と経済学の敗北
ゾンビ経済学 ほか)

著者紹介

服部 茂幸 (ハットリ シゲユキ)  
1964年大阪府生まれ。1988年京都大学経済学部経済学科卒業。96年京都大学博士(経済学)。現在、福井県立大学経済学部教授。専攻、理論経済学(マクロ経済学、金融政策)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)