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NHK 危機に立つ公共放送

新版

岩波新書 新赤版 1521

出版社名 岩波書店
出版年月 2014年12月
ISBNコード 978-4-00-431521-6
4-00-431521-2
税込価格 902円
頁数・縦 235,10P 18cm
シリーズ名 NHK

商品内容

要旨

公共放送の使命とは何か。創立以来最大の「自主・自律」の危機に直面するNHK。権力によるトップ人事支配に「民主主義の危機」と警鐘を鳴らす著者が、構造的要因を解明し、再生への展望を示す。NHK研究歴五〇年の第一人者が、克服すべきすべての課題に鋭くメスを入れる。定評ある前著を全面改訂して問う緊急提言。

目次

序章 いま、なぜNHKか
第1章 公共放送とは何か―国家のNHKか、市民のNHKか
第2章 「三つの独立」とその空洞化
第3章 NHKの体質はどのように培われたか
第4章 ETV番組改変事件が提起したもの
第5章 「改革」へのせめぎ合い―籾井体制につながった経営委員会強化
第6章 「国策」優先か、公共性の視点か―問われる「ユニバーサル・サービス」
第7章 通信・放送融合時代に問われるもの―試練に立つ受信料制度と公共放送の使命
第8章 再生のために何が必要か―市民的公共放送への道

著者紹介

松田 浩 (マツダ ヒロシ)  
1929年東京都に生まれる。1953年東京大学経済学部卒業、日本経済新聞社入社。放送担当記者・編集委員(1962‐87年)を経て、立命館大学教授、関東学院大学教授を歴任。現在、メディア研究者、メディア総合研究所研究員。著書、『ドキュメント放送戦後史(1,2)』(双柿舎、1でJCJ奨励賞受賞)、『知られざる放送』(共同筆名・波野拓郎、現代書房、JCJ奨励賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)