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日本にとって沖縄とは何か

岩波新書 新赤版 1585

出版社名 岩波書店
出版年月 2016年1月
ISBNコード 978-4-00-431585-8
4-00-431585-9
税込価格 858円
頁数・縦 222,6P 18cm

商品内容

要旨

いま、日本政府は沖縄・辺野古に新たな巨大基地の建設を強行している。それは単なる基地建設の問題ではなく、戦後70年の日本、米国、そして沖縄の関係史の“到達点”として存在している。「構造的沖縄差別」を克服するために、どうすればよいのか―。沖縄現代史の第一人者が戦後の歩みを振り返り、本質を厳しく問う。

目次

第1章 平和国家日本と軍事要塞沖縄(三位一体の占領政策―象徴天皇制・非武装国家日本・沖縄の米軍支配
サンフランシスコ体制の成立―「目下の同盟国」日本と「太平洋の要石」沖縄
「島ぐるみ闘争」の時代―それは砂川闘争の時代でもあった)
第2章 六〇年安保から沖縄返還へ(六〇年安保改定と沖縄―構造的沖縄差別の定着
復帰・返還運動から沖縄闘争へ
沖縄返還とは何であったか)
第3章 一九九五年の民衆決起(沖縄返還後の変化と住民・市民運動
一九九五年の民衆決起
普天間、そして辺野古をめぐる動向)
第4章 「オール沖縄」の形成(教科書検定問題の意味するもの
政権交代・オスプレイ配備・埋立承認
尖閣問題への視点―先島諸島の状況)
第5章 沖縄、そして日本は何処へ(二〇一四年の高揚
扇長県政と安倍政権の対峙
日本にとって沖縄とは)

おすすめコメント

辺野古問題の本質とは何か――。戦後70年の日・米・沖関係史の集約点≠ナあることを明らかにする。

著者紹介

新崎 盛暉 (アラサキ モリテル)  
1936年、東京都に生まれる。1961年東京大学文学部社会学科卒業。都庁勤務のかたわら「沖縄資料センター」の活動に従事。1974年、沖縄大学に赴任。学長・理事長を経て、沖縄大学名誉教授。専門は沖縄近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)