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キャスターという仕事

岩波新書 新赤版 1636

出版社名 岩波書店
出版年月 2017年1月
ISBNコード 978-4-00-431636-7
4-00-431636-7
税込価格 1,012円
頁数・縦 246P 18cm

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要旨

NHK総合テレビで、かつて月曜から木曜に放送されていた報道番組〈クローズアップ現代〉。時代と社会に鋭く斬り込む同番組は、ジャーナリズムの世界に新しい風を吹きこみ高く評価された。「クロ現」の愛称で親しまれた同番組は1993年の放送開始以来、約23年間、国谷裕子という一人の人物がキャスターを務めていた。国谷氏は米国ブラウン大学卒業後、知人のNHK元特派員の紹介でNHKの英語ニュースのアナウンサーから報道の世界に足を踏み入れた。本書では、その国谷氏が〈クローズアップ現代〉での23年間を振り返りながら、ひとりのキャスターとして、メディアやジャーナリズムのあり方について、豊富なエピソードをまじえながら論じている。「言葉の力」を信じ、常に本質を問い続けた著者の挑戦の日々が語られる。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2017年3月21日]

商品内容

要旨

今という時代を映す鏡でありたい―。従来のニュース番組とは一線を画し、日本のジャーナリズムに新しい風を吹き込んだ“クローズアップ現代”。番組スタッフたちの熱き思いとともに、真摯に、そして果敢に、自分の言葉で世に問いかけ続けてきたキャスターが、二三年にわたる挑戦の日々を語る。

目次

ハルバースタムの警告
自分へのリベンジ
クローズアップ現代
キャスターの役割
試写という戦場
前説とゲストトーク
インタビューの仕事
問い続けること
失った信頼
変わりゆく時代のなかで
クローズアップ現代の23年を終えて

出版社・メーカーコメント

ジャーナリズムに新風を吹き込んだ〈クローズアップ現代〉.真摯に果敢に自分の言葉で問いかけ続けたキャスターが挑戦の日々を語る.

著者紹介

国谷 裕子 (クニヤ ヒロコ)  
大阪府生まれ。1979年、米国ブラウン大学卒業。1981年、NHK総合“7時のニュース”英語放送の翻訳・アナウンスを担当。1987年からキャスターとしてNHK・BS“ワールドニュース”、“世界を読む”などの番組を担当。1993年から2016年までNHK総合“クローズアップ現代”のキャスターを務める。1998年放送ウーマン賞’97、2002年菊池寛賞(国谷裕子と「クローズアップ現代」制作スタッフ)、2011年日本記者クラブ賞、2016年ギャラクシー賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)