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イスラームからヨーロッパをみる 社会の深層で何が起きているのか

岩波新書 新赤版 1839

出版社名 岩波書店
出版年月 2020年7月
ISBNコード 978-4-00-431839-2
4-00-431839-4
税込価格 990円
頁数・縦 266,4P 18cm

商品内容

要旨

ヨーロッパとイスラームの共生は、なぜうまくいかないのか?シリア戦争と難民、トルコの存在、「イスラーム国」の背景。そしてムスリム女性が被るベールへの規制、多文化主義の否定など、過去二〇年間に起きたことを、著者四〇年のフィールドワークをもとに、イスラームの視座から読み解く。

目次

序章 ヨーロッパのムスリム世界
1章 女性の被り物論争(ムスリム女性の被り物をめぐって
政教分離と被り物
ヨーロッパ各国での状況)
2章 シリア戦争と難民(難民危機
難民問題の原点
国際社会と難民)
3章 トルコという存在(難民を受け入れた国、トルコ
トルコのEU加盟交渉は、なぜ途絶したのか
トルコの政治状況から読み解く)
4章 イスラーム世界の混迷(「イスラーム国」とは何だったのか?
アメリカによる戦争
ヨーロッパと「イスラーム国」)
5章 なぜ共生できないのか(ヨーロッパ諸国の政治的な変動
ドイツ―さまざまな立場からのイスラームへの対応
イスラームとヨーロッパ)

出版社・メーカーコメント

ヨーロッパとイスラームの共生は、なぜうまくいかないのか? シリア戦争と難民、トルコの存在、「イスラーム国」の背景。そしてムスリム女性が被るベールへの規制、多文化主義の否定など、過去二〇年間に起きたことを、著者四〇年のフィールドワークをもとに、イスラームの視座から読み解く。

著者紹介

内藤 正典 (ナイトウ マサノリ)  
1956年生まれ。79年東京大学教養学部教養学科(科学史・科学哲学分科)卒業。82年同大学院理学系研究科地理学専門課程中退、博士(社会学・一橋大学)。一橋大学大学院社会学研究科教授を経て、同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授、一橋大学名誉教授。専門分野は現代イスラーム地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)