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人文学と批評の使命 デモクラシーのために

岩波現代文庫 学術 298

出版社名 岩波書店
出版年月 2013年9月
ISBNコード 978-4-00-600298-5
4-00-600298-X
税込価格 1,056円
頁数・縦 208P 15cm

商品内容

要旨

人文学の危機が現代にもつ意味とはなにか。人文学的価値観はいかにデモクラシーに寄与しうるか。生涯をかけて人文主義者を体現したエドワード・サイード。他者の歴史と思想に反映する自己批判からこそ、正確な自己認識が生まれると説き、人文学の真の目的をここに論じる。人文学再生にむけた、サイード最後のメッセージ。

目次

第1章 人文学の圏域
第2章 人文研究と実践の変わりゆく基盤
第3章 文献学への回帰
第4章 エーリッヒ・アウエルバッハ『ミメーシス』について
第5章 作家と知識人の公的役割

出版社・メーカーコメント

人文学の危機が現代にもつ意味とはなにか.人文学的価値観はいかにデモクラシーに寄与しうるか.生涯を通して人文主義者を体現したエドワード・サイード.他者の歴史と思想に反映する自己批判からこそ,正確な自己認識が生まれると説き,人文学の真の目的をここに論じる.人文学再生にむけた,サイード最後のメッセージ.(解説=富山太佳夫)

著者紹介

サイード,エドワード・W. (サイード,エドワードW.)   Said,Edward W.
1935‐2003年。エルサレム生まれ。1963年から米国・コロンビア大学で教鞭をとり、92年から同大学教授(英文学・比較文学)
村山 敏勝 (ムラヤマ トシカツ)  
1967‐2006年。成蹊大学文学部助教授
三宅 敦子 (ミヤケ アツコ)  
1969年生まれ。西南学院大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)