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写真論集成

岩波現代文庫 文芸 72

出版社名 岩波書店
出版年月 2003年6月
ISBNコード 978-4-00-602072-9
4-00-602072-4
税込価格 1,540円
頁数・縦 488P 15cm

商品内容

要旨

伝説の写真雑誌『プロヴォーク』の理論的支柱であった著者の三〇年にわたる写真論を集成。内容は、写真の形而上学的考察、写真史を画した写真家論、人間の知覚を変容させた科学写真論、写真メディアの誕生と崩壊、ファッション写真論に及ぶ。写真に何が可能かを問いながら、世界を認識する手がかりを求めた写真論の極致。

目次

第1部 写真を考える(写真になにが可能か
眼と眼ならざるもの ほか)
第2部 さまざまなる表象(都市の歩行者―アジェ
侵犯の遊戯―マン・レイ ほか)
第3部 メディアの興亡(メディアの発端―十九世紀の写真の伝播
あるメディアの墓碑銘―『ライフ』の終焉)
第4部 モードの社会(ヴァニティ・フェアからのメッセージ
肖像写真がファッション写真の下地になる ほか)

著者紹介

多木 浩二 (タキ コウジ)  
1928年神戸市生まれ。東京大学文学部美学美術史学科卒業。東京造形大学教授、千葉大学教授をへて、評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)