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猪飼野詩集

岩波現代文庫 文芸 232

出版社名 岩波書店
出版年月 2013年12月
ISBNコード 978-4-00-602232-7
4-00-602232-8
税込価格 1,012円
頁数・縦 234P 15cm

商品内容

要旨

大阪市生野区猪飼野―一九七三年二月一日を期して、その町名が消えた朝鮮人密集地である。朝鮮人の原初の姿が風化されずに残る地域として知られる。猪飼野で暮らした記憶をたどりながら、その集落での生活を語る連作詩集。「詩こそ人間を描くものだ」という作者の思いが見事に表現された代表作。書下ろしの自著解題を収録。

目次

見えない町
うたひとつ
うたふたつ
うたまたひとつ
寒ぼら
日日の深みで
朝鮮辛報―この届くことのない対話
朝鮮瓦報―この置き去られる遺産
イカイノトケビ
果てる在日〔ほか〕

著者紹介

金 時鐘 (キム シジョン)  
1929年、朝鮮元山生まれ。詩人。1948年の済州島四・三事件を経て来日。1953年に詩誌『ヂンダレ』を創刊。日本語による詩作を中心に、批評などの執筆と講演活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)