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俳諧志 下

岩波現代文庫 文芸 240

出版社名 岩波書店
出版年月 2014年6月
ISBNコード 978-4-00-602240-2
4-00-602240-9
税込価格 1,210円
頁数・縦 371P 15cm
シリーズ名 俳諧志

商品内容

要旨

本書で拾われた発句、付句は、一七〇〇句を超える。近世から現代まで、近世俳諧を鑑賞するために引用された書目約九百冊以上、約七百名に言及して、次々に俎上にのせられる。下巻では、樗良から井月までが取り上げられ、俳人列伝の後には、テーマ別の章が入る。「富士」「こんにゃく」「おし鮨」などを話題にして、俳諧の風流と滑稽が、縦横無尽に語られる。近世俳諧の魅力を最もよく伝える一書として永く愛重されてきた。

目次

三浦樗良
松岡青蘿
加舎白雄
大島蓼太
大伴大江丸
五升庵蝶夢
上田無腸
山崎北華
夏目成美
建部巣兆〔ほか〕

著者紹介

加藤 郁乎 (カトウ イクヤ)  
1929年‐2012年。詩人、俳人、江戸俳諧考証家。号は郁山人、四雨。東京都生。早稲田大学文学部演劇科卒。俳誌「黎明」を主宰。「俳句評論」「縄」「ユニコーン」などの前衛俳句誌に参加。詩作は吉田一穂に師事する。句集に『形而情学』(室生犀星詩人賞受賞)『初昔』(日本文芸大賞受賞)、俳諧考証に『市井風流』(山本健吉文学賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)