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生きることの質

岩波現代文庫 社会 160

出版社名 岩波書店
出版年月 2008年1月
ISBNコード 978-4-00-603160-2
4-00-603160-2
税込価格 1,188円
頁数・縦 270P 15cm

商品内容

要旨

平均寿命では世界一を誇る日本だが、果たして人間らしく人生を全うできているだろうか。限りある命をより充実したものとするために、何をなすべきなのか。九十六歳のいまも現役内科医として活躍する医学界の先達が、現代医療の課題を説くとともに、老年の輝きと「有終の美」のために語った人生への応援歌。

目次

1 講演(いのちの有限性といのちの深さ
死は生の一部
あなたの寿命を豊かにする鍵
あの「時」との出会い―出会いを出会いとするために
愛するとは―共に同じ方向を見ること
いのちを問い直す
問われるターミナルケアのあり方
延命の医療から「有終」の医療へ
二十一世紀の医療と患者―新しい医師・患者関係
老年こそ輝く自由の時
健康と生きがいの新しい考え方をデザインする
キリスト者の生と死―その望みと喜び)
2 エッセイ(生涯を通して学習することの意味
自分と出会う―闘病とハイジャック体験
死をどう生きたか
病名告知とターミナルケア
限りあるいのちに支えを)

著者紹介

日野原 重明 (ヒノハラ シゲアキ)  
1911年山口県生まれ。内科医。京都帝国大学医学部卒業。現在、聖路加国際病院理事長、聖路加看護学園理事長、(財)ライフ・プランニング・センター理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)