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「断絶」のアメリカ、その境界線に住む ペンシルベニア州ヨークからの報告

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-02-251866-8
4-02-251866-9
税込価格 1,870円
頁数・縦 285P 図版16P 19cm

商品内容

要旨

黒人と白人、貧富、民主党と共和党、都市と地方、草の根とエリート。大統領選や中間選挙の激戦州に住んだ記者が見たのは―。

目次

第1章 こちら側と向こう側(築一二〇年のタウンハウス
花火ではなく銃声 ほか)
第2章 「含まれない」人々(二つのファースト・フライデー
自分の町なのによそ者 ほか)
第3章 這い上がれない樽の底(安らかに眠れ
貧困の集中 ほか)
第4章 境界の向こうへ(境界の向こうへ
政治的「内戦」の景色 ほか)
第5章 「疎外」された人々の行方(Qアノンで目覚めた
同居人もQアノン信奉者 ほか)

出版社・メーカーコメント

米大統領選挙や中間選挙で注目される激戦州ペンシルベニア州。この州の小さな町ヨークで筆者が住んだ場所は、アメリカ社会の「断絶」の境界線にあった。黒人と白人、貧富、民主党と共和党、都市と地方、草の根とエリート。保守とリベラル。幾重にも亀裂が交錯するアメリカのいまを、足元から報告する。■複雑に衝突する、人々の思い「樽の底にいるようなものだ」(黒人若手リーダー ジャミール・アレクサンダー)「彼らは政府に依存している」(地元の共和党幹部 ウォルト・トゥハルスキー)「ここはとても『分離』された町なんだ」(草の根保守のリーダー タビサ・バーロウ)「私たちマイノリティーは『含まれていない』」(黒人コミュティーリーダー フェリシア・デニス)「私たちが住むいまのヨークは、もっと多様なのです」(郊外の高校生 イーダ・グプタ)「大規模な不正が行われた。私は、バイデンを大統領とは認めません」(家主のケリー)「中年の白人男性は、いまや攻撃対象になっている」(トラック運転手 スティーブ・ガルシア)

著者紹介

大島 隆 (オオシマ タカシ)  
1972年、新潟県生まれ。朝日新聞政治部記者、テレビ東京ニューヨーク支局記者、朝日新聞ワシントン特派員などを経て、現在は英語ニュースサイト「The Asahi Shimbun Asia&Japan Watch」のデスク。この間ハーバード大学ニーマン・フェロー、同大ケネディ行政大学院修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)