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東大寺お水取り 春を待つ祈りと懺悔の法会

朝日選書 852

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2009年2月
ISBNコード 978-4-02-259952-0
4-02-259952-9
税込価格 1,430円
頁数・縦 220P 19cm

商品内容

要旨

1250年以上途絶えることなく伝え継がれた仏教行事。3月1日深夜、あたりの気を払い、11人の僧が次々とお堂の中に入って行く。ドッドッドッドッと床を踏み鳴らす音が響く。14日にわたる大法会「お水取り=修二会」の始まりである。僧たちは、世の人々に代わって、観音菩薩にその罪の許しを乞い、除災招福を祈り、修法を行う。蓮日の行である。さらに密教や修験道、神道、民俗、外来の要素まで取り入れ、稀有な大法会は伝えられた。古から人々は、勇壮なお松明で知られるこの法会に大きな期待をかけ、祈りを込めてきた。女人禁制の法会を、40年以上見続けてきた第一人者による「お水取り」への誘い。

目次

1 悔過会と修二会―「お水取り」とはどんな法会か
2 「お水取り」の今
3 六時の勤行―三つの法要
4 法会開白
5 お水取りの伝説と行事
6 お水取りあれこれ
7 結願の諸作法

出版社
商品紹介

厳粛で荘厳、神秘的な儀式や経文から、お水取りに込められた意味を読み解く。専門家によるやさしい語り口の「お水取りへの招待」。

著者紹介

佐藤 道子 (サトウ ミチコ)  
1930年、台湾台中州生まれ。東京女子大学専門部国語科卒業。現在、東京文化財研究所名誉研究員。文学博士。仏教芸能専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)