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街道をゆく 30 新装版

愛蘭土紀行 1

朝日文庫 し1-86

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2009年3月
ISBNコード 978-4-02-264484-8
4-02-264484-2
税込価格 770円
頁数・縦 277,8P 15cm
シリーズ名 街道をゆく

商品内容

要旨

人口は少ないが、アイルランドは堂々たる「文学大国」。ジョナサン・スウィフトやオスカー・ワイルド、W・B・イェイツ、ジェイムズ・ジョイスなどを生んだ。隣のイギリスとは、政治的にも宗教的にも長く戦ってきた歴史をもつ。ロンドンで漱石を想い、リバプールでビートルズを感じ、ダブリンへ。ケルトの魂に触れつつ、躍動感のある旅がはじまった。

目次

ケルト人
ギリシア・ローマ文明の重さ
ケルトの妖精と幻視
“鯨の村”ホテル
明治の悲しみ
紳士と浮浪者
いまは昔
駅舎・空巣
リヴァプール到着
ビートルズの故郷
死んだ鍋
ヘンリー八世
ライアンの娘と大聖堂
郷に入っては
ベケット
オコンネル通り
スウィフトの寺
文学の街
ジョイスの砲台へ
神話と金銭
ウィスキーのEを飲む
ジョン・ライリー氏

おすすめコメント

司馬遼太郎の「街道をゆく」が、読みやすい新組みに生まれ変わって再登場。全43巻、毎月4冊同時刊行。アイルランドにあるのは、無気力、空元気、天才的な幻想、雄弁。また、家々や谷々にいる妖精──。ロンドン、リヴァプールを経て、アイルランドの首都ダブリンへ。隣国イギリスとの長く苦い関係からヨーロッパ文明の光と影を探る。

著者紹介

司馬 遼太郎 (シバ リョウタロウ)  
1923年、大阪府生まれ。大阪外事専門学校(現・大阪大学外国語学部)蒙古科卒業。60年、『梟の城』で直木賞受賞。75年、芸術院恩賜賞受賞。93年、文化勲章受章。96年、死去。主な作品に『国盗り物語』(菊池寛賞)、『世に棲む日日』(吉川英治文学賞)、『ひとびとの跫音』(読売文学賞)、『韃靼疾風録』(大佛次郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)