• 本

街道をゆく 31 新装版

愛蘭土紀行 2

朝日文庫 し1-87

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2009年3月
ISBNコード 978-4-02-264485-5
4-02-264485-0
税込価格 748円
頁数・縦 275,8P 15cm
シリーズ名 街道をゆく

商品内容

要旨

いまなお妖精の棲む「アイルランドの中のアイルランド」に、いよいよ足を踏み入れる。アラン島に象徴される荒れ地と英国支配のくびきが育んだ信仰、孤独、幻想…。そして、それらアイルランド的な性格なしには生まれ得なかった文学。「山河も民族も国も、ひとりの“アイルランド”という名の作家が古代から書きつづけてきた長大な作品のようでもある」という感慨とともに旅は終点へ。

目次

ジャガイモと大統領
ケルト的神秘
百敗と不滅
ゲーム語
『静かなる男』
須田画伯と“アラン島”
ゴールウェイの雨
イルカのお供
カラハと葬送曲
岩盤の原
妖精たちの中へ
妖精ばなし
蔦がからむ古塔
城が島
峠の妖精
甘い憂鬱
森の聖地
日本びいき
大戦下の篭城者
フォーク・グループの演奏会
神と女王陛下
ジョセフ・P・ケネディ
表現の国

おすすめコメント

司馬遼太郎の「街道をゆく」が、読みやすい新組みに生まれ変わって再登場。全43巻、毎月4冊同時刊行。アイルランド人は、客観的には百敗の民である。が、主観的には不敗だとおもっている──ダブリンからアイルランド西部のゴールウェイ、アラン島、そそいてケリー半島へ。荒蕪の地で形成された不屈のアイルランド魂とケトル的神秘への道。

著者紹介

司馬 遼太郎 (シバ リョウタロウ)  
1923年、大阪府生まれ。大阪外事専門学校(現・大阪大学外国語学部)蒙古科卒業。60年、『梟の城』で直木賞受賞。75年、芸術院恩賜賞受賞。93年、文化勲章受章。96年、死去。主な作品に『国盗り物語』(菊池寛賞)、『世に棲む日日』(吉川英治文学賞)、『ひとびとの跫音』(読売文学賞)、『韃靼疾風録』(大佛次郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)