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第二次世界大戦秘史 周辺国から解く独ソ英仏の知られざる暗闘

朝日新書 851

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-02-295161-8
4-02-295161-3
税込価格 1,078円
頁数・縦 442P 18cm

商品内容

要旨

連合国vs.枢軸国間でオセロゲームのように占領と奪取が繰り返された欧州大戦。その舞台となった20の「周辺国」に着目し、各国が直面した政治的・軍事的状況を通して、「独ソ英仏」の軍事戦略、諜報を含めた政治工作、そして戦闘の詳細を明らかにし、第二次大戦史をより多面的・複眼的に検証する。

目次

英仏独ソ伊米 六つの大国の第二次世界大戦への道―「二〇年間の休戦」を経て勃発した新たな世界大戦
ポーランド―母国消失後も国外で戦い続けた戦士たち
フィンランド―世界を驚嘆させた小国の抵抗
ノルウェー・デンマーク―北欧で展開された陸海空三軍の立体戦
オランダ・ベルギー―ドイツ軍に蹂躙された西方の二国
東欧枢軸国(ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア)―失地回復に目がくらみヒトラーに組した悲劇
バルト三国(リトアニア、ラトヴィア、エストニア)―軍事大国・独ソの狭間で繰り返された苦難
ユーゴスラヴィア―東西の文化圏がぶつかり合う戦乱の地
ギリシャ―ヨーロッパ最南部で行われた戦い
チェコスロヴァキア―世界大戦の嵐に翻弄された中欧の軍事強国
中近東諸国(イラン、イラク、シリア、レバノン)―中近東一帯にも波及した政治と軍事の戦い
ヨーロッパでの「熱戦」の終結と「冷戦」の時代―戦後のヨーロッパに訪れた平和と不穏な雲

出版社・メーカーコメント

人類史上かつてない広大な地域で戦闘が行われた第二次世界大戦の欧州大戦。ヒトラー、スターリン、チャーチルの戦略と野望、そして誤算──。彼らに蹂躙された、欧州・中近東19カ国「周辺国」の視点から、大戦の核心を多面的・重層的に描く。

著者紹介

山崎 雅弘 (ヤマザキ マサヒロ)  
1967年、大阪府生まれ。戦史・紛争史研究家。政治や樋族、文化、宗教など、様々な角度から過去の戦争や紛争を分析・執筆。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)