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現代人を救うアンパンマンの哲学

朝日新書 994

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-02-295305-6
4-02-295305-5
税込価格 990円
頁数・縦 232P 18cm

商品内容

要旨

「何のために生まれ、何をして生きるのか」「生きる目的は、不要である」「人生は喜ばせごっこ」遅咲きの天才・やなせたかしは、暢夫人と二人三脚で運命を切り開く。大人から酷評された「アンパンマン」がTVアニメになり、日本中から愛されるようになったとき、やなせは、すでに70歳間近。戦中派のニヒリズムから脱し、ついに自分の作品の「理想」と一体となった。夫妻の生涯と作品世界をたどり、今こそ必要な「哲学」を解き明かす。

目次

第一章 あまりにもネガティブな才人(ネガティブだから本当の光が分かる
「名家」に生まれた少年 ほか)
第二章 戦中派・やなせたかしの絶望(「日本の戦争は聖戦である」
やってきた赤紙 ほか)
第三章 小松暢と出会って(大胆不敵なサラリーマン時代
手塚治虫は天才! ほか)
第四章 明暗が分かれたアンパンマンと暢夫人(酷評にもかかわらずアンパンマンにこだわる
太陽のような暢さんの励まし ほか)
第五章 七十七歳からのスタート(人生最後の仕事、アンパンマンミュージアム
「目的の国」をつくるやなせ先生 ほか)

出版社・メーカーコメント

「遅咲きの天才」やなせたかしは、朝ドラ「あんぱん」に描かれるように、愛妻・暢と共に運命を切り開いていく。戦中派の悲観論から脱して、ついに「こう生きる」の絶対的な境地に至る。やなせの生涯を通じて「人生は喜ばせ合い」など、平易ながら深い言葉で、分断と孤立に悩む現代人を癒やす。

著者紹介

物江 潤 (モノエ ジュン)  
1985年、福島県生まれ。早稲田大学理工学部社会環境工学科卒業後、東北電力勤務。松下政経塾を経て、現在は福島市内で学習塾を経営する。その傍ら社会批評を軸に執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)