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陰陽師たちの日本史

角川新書 K-440

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-04-082482-6
4-04-082482-2
税込価格 1,056円
頁数・縦 279P 18cm

商品内容

要旨

平安時代、一官僚だった安倍晴明は、つきぬけた才能とアピール力で貴族たちの絶大な信頼を獲得する。晴明を筆頭に陰陽師の名声は頂点を迎えたが、その後は没落と回復を繰り返していく。秀吉に追放された土御門久脩、キリスト教に入信した賀茂在昌…。社会の要望を取り入れ、姿や役割を変えながらも1000年を超えて受け継がれた。現代にまで連なる軌跡をたどる。

目次

第1章 「陰陽道」とはなにか
第2章 陰陽師・安倍晴明の現場へ
第3章 中世、動乱の時代の陰陽師たち
断章 いざなぎ流は「陰陽師」なのか
第4章 江戸時代の陰陽師たち
第5章 陰陽師たちの近代と折口信夫
終章 「安倍晴明ブーム」の彼方へ

出版社・メーカーコメント

第一章 「陰陽道」とはなにか 1 「陰陽道・前史」を探る2 呪術・祭祀を担う陰陽師 3 安倍晴明をめぐる謎第二章 陰陽師・安倍晴明の現場へ1 焼失した霊剣と五帝祭2 呪詛と祓えをめぐる陰陽道3 冥府の神、泰山府君4 火星を祭る 「けい惑星祭」と安倍晴明第三章 中世、動乱の時代の陰陽師たち1 安倍晴明の末裔たち2 陰陽師たちの「戦国」3 『ほき内伝』という謎の書物断章 いざなぎ流は「陰陽師」なのか第四章 江戸時代の陰陽師たち1 江戸時代前期--変貌する陰陽道2 西洋天文学と出会う陰陽道終章 陰陽道禁止令から「陰陽師」ブームへ

著者紹介

斎藤 英喜 (サイトウ ヒデキ)  
1955年東京生まれ。佛教大学歴史学部教授。法政大学文学部卒業、日本大学大学院文学研究科博士課程満期退学。「日本神話」と「地方に残されている民間宗教者の世界」を研究している。著書『古事記 不思議な1300年史』で古事記出版大賞稗田阿礼賞、『古事記はいかに読まれてきたか』で古代歴史文化みえ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)