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ホロコースト後の機能不全 ドイツ、イスラエル、犠牲と加害の関係

角川新書 K−503

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2026年2月
ISBNコード 978-4-04-082495-6
4-04-082495-4
税込価格 1,078円
頁数・縦 276P 18cm

商品内容

要旨

なぜドイツはイスラエルを批判できないのか。「過去の克服」は世界構造のねじれへつながった。『歴史修正主義』で注目された歴史学者が提示する、ガザ紛争を理解するための新たな視座。

目次

序章 世界の機能不全はどのようにして起こったか
第一章 国籍―国民の境界は歴史が形づくる(「国民とは誰か」という問いから始まった戦後
「ユダヤ人国家」は領土も国民も流動的
歴史が条件付ける移民政策)
第二章 裁き―犯罪をどこまで、どう裁いたか(ニュルンベルク裁判とその遺産
二〇世紀の象徴としてのホロコースト
過ぎ去らない過去)
第三章 国際法―反省から生まれた新しい秩序(戦後、個人の人権が保障されるようになった
イスラエルと国際法の矛盾)
第四章 償い―和解のための補償、安全保障へ(ユダヤ人補償の実態
安全保障と軍事協力)
第五章 言葉と認識―私たちはパレスチナを理解する言葉を持っているか(「言葉」が正義をつくる
反ユダヤ主義をめぐる言葉の規制)
終章 ゴルディアスの結び目

出版社・メーカーコメント

なぜ犠牲と加害は反転したのか?「過去の克服」の優等生ドイツは、なぜ今批判されているのか?ドイツとイスラエルの特殊な関係をつまびらかにすることで、ガザ紛争を防げなかった世界構造のねじれが見えてくる。『歴史修正主義』(中公新書)で注目された歴史学者が提示するガザ紛争を理解するための新たな視座!世界は戦争を止められないのか。ナチズムの克服は、より良い世界をつくるためではなかったのか。ガザの悲惨に世界が絶望する中、イスラエルの強硬姿勢はホロコーストの記憶とも結びつけられる。ドイツはナチ犯罪者を最後の一人まで裁き続け、「反ユダヤ主義」の撲滅を掲げることで、ユダヤ人と和解してきた。ドイツの「二度とホロコーストを起こさない」責務は、イスラエルへの武器輸出、パレスチナへの人道支援、矛盾しているかのような2つのベクトルを有した。ではドイツの「過去の克服」は失敗なのか?また第三者として傍観する日本人の立ち位置はどこなのかーー。序 章 世界の機能不全はどのようにして起こったか第一章 国籍−−国民の境界は、歴史が形づくる第二章 裁き−−犯罪をどこまで、どう裁いたか第三章 国際法−−反省から生まれた新しい法秩序第四章 償い−−和解のための補償、安全保障へ第五章 言葉と認識−−私たちはパレスチナ問題を理解する言葉を持っているか終 章 ゴルディアスの結び目

著者紹介

武井 彩佳 (タケイ アヤカ)  
早稲田大学第一文学部史学科卒業。同大学より文学博士取得。専門はドイツ現代史、ホロコースト研究。学習院女子大学国際文化交流学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)