空想オルガン
角川文庫 は32-5
出版社名 | 角川書店 |
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出版年月 | 2012年7月 |
ISBNコード |
978-4-04-100379-4
(4-04-100379-2) |
税込価格 | 748円 |
頁数・縦 | 318P 15cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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読めば必ずハマる青春ミステリの鉄板
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- 明文堂書店黒部店 (富山県黒部市)
ハルチカシリーズ第3弾。これがダメな人に薦める青春ミステリはありません。どうぞ他のジャンルを愉しんでください。吹奏楽の地区大会、県大会、東海大会と駒を進めるのだが、話のメインはそれではない。今回もその過程や会場で起こる日常の謎や事件に立ち向かい、解決するのが微笑ましくもあり切なくもあり驚かされ涙する。初野晴は結果を多く語らない。ムダを削ぎ落とし読者に想像させる。意味のない新キャラクターを登場させたりしない。今回最初から出ているあの人も単なるにぎやかしではなかったのです。巻末の表題作「空想オルガン」のまさかの展開に短編の素晴らしさと連作の締めとしての巧さに感動。
(2012年8月4日)
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商品内容
要旨 |
穂村チカは、憧れの草壁先生の指導のもと、吹奏楽の“甲子園”普門館を夢見る高校2年生。同じく先生に憧れている、幼なじみの上条ハルタと、恋のさやあて(?)を繰り広げながらも、夏の大会はもう目前。そんな中、どうも様子がおかしいハルタが、厄介な事件を持ち込んで…!?色とりどりの日常の謎に、頭脳明晰&残念系美少年ハルタと、元気少女のチカが立ち向かう!絶対に面白い青春ミステリ、“ハルチカ”シリーズ第3弾。 |
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出版社・メーカーコメント
絶対に面白いミステリ、あります! 大人気“ハルチカ“シリーズ第3弾!! 吹奏楽の“甲子園”――普門館を目指す穂村チカと上条ハルタ。弱小吹奏楽部で奮闘する彼らに、勝負の夏が訪れた!! 謎解きも盛りだくさんの、青春ミステリ決定版。ハルチカシリーズ第3弾! 【著訳者紹介】 1973年静岡県生まれ。2002年『水の時計』で第22回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。本書は、『退出ゲーム』にはじまる青春ミステリ“ハルチカ”シリーズ第3弾。著書に『千年ジュリエット』『漆黒の王子』『トワイライト・ミュージアム』などがある。