• 本

リラ荘殺人事件

改版

角川文庫 あ67-1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2015年6月
ISBNコード 978-4-04-103161-2
4-04-103161-3
税込価格 748円
頁数・縦 430P 15cm

商品内容

要旨

埼玉県と長野県の境近く、かつては個人の別荘であった寮「リラ荘」を、日本芸術大学の学生七名が訪れた。その夜、橘と紗絽女の婚約発表に、学生たちは心のざわめきを抑えられなかった。翌日、リラ荘そばの崖下で屍体が発見される。横には死を意味する札、スペードのAが。そしてスペードの2が郵便受けから見つかり、第二の殺人が起こる。事件は連続殺人の様相を呈し、第三、第四の殺人が―。本格ミステリの金子塔を復刊!

おすすめコメント

リラ荘を七人の芸大生が訪れた翌日から、殺人鬼の活動は始まった。老人が殺され、死体の横には学生のコートと、スペードのAが。それを機に別荘で次々と起こる殺人、凶悪無残な殺人鬼の正体とは?

著者紹介

鮎川 哲也 (アユカワ テツヤ)  
1919年、東京生まれ。大連で少年時代を過ごし、拓殖大学商学部を卒業後、様々な筆名で雑誌に投稿。本名の中川透名義で『ペトロフ事件』を『宝石』の懸賞小説長編部門に投稿、第一席入選し、50年にデビューするが、しばらくは発表の機会に恵まれず、56年、講談社の書下ろし長篇探偵小説全集公募に応募し、『黒いトランク』で入選。鮎川哲也とペンネームを改める。60年、『憎悪の化石』『黒い白鳥』により日本探偵作家クラブ賞。2001年、本格ミステリ大賞特別賞。02年没。没後、日本ミステリー文学大賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)