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愛は戦渦を駆け抜けて 報道カメラマンとして、女として、母として

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2016年9月
ISBNコード 978-4-04-103536-8
4-04-103536-8
税込価格 2,090円
頁数・縦 404P 20cm

商品内容

要旨

職業、フォトジャーナリスト。主な職場は、戦場。写真一枚が十ドルで売れたのをきっかけに、趣味のカメラで生計を立てられると知ったのは二十二歳の頃。フリーの通信員としてキャリアを積んだ二〇〇一年。9・11が世界を変え、対テロ戦争が彼女を戦場カメラマンへと導いた。アフガニスタン、イラク、スーダン、リビアなどを巡り、写真一枚のために命を賭ける生活を続けて十五年。その間に、伴侶も子どもも得た。仕事に伴うリスクから難しい選択を何度も迫られるも、彼女はこの仕事を「わたしの幸せ」と自信をもって言う。仕事の幸せも、日常の幸せも諦めなかったジャーナリストの半生記。

目次

プレリュード 二〇一一年三月―リビア、アジュダビヤ
第1部 世界を知る―コネチカット、ニューヨーク、アルゼンチン、キューバ、インド、アフガニスタン(ニューヨークでは、二度目のチャンスはない
子どもは何人いる?
アメリカは戦争の最中にある)
第2部 9・11後の歳月―パキスタン、アフガニスタン、イラク(あなたたちアメリカ人は、いまや招かれざる客です
銃弾については心配していない
頼むから、傷つけるつもりはないとその女に伝えてくれ)
第3部 バランスのようなもの―スーダン、コンゴ、イスタンブール、アフガニスタン、パキスタン、フランス、リビア(女性は生まれついた土地の犠牲になっている
きみは自分の仕事をして、終わったら帰っておいで
世界で最も危険な場所
運転手は息を引き取った)
第4部 生と死―リビア、ニューヨーク、インド、ロンドン(おまえは今夜死ぬんだ
彼という兄弟をなくして、無念でならない
旅は控えたほうが良いでしょう
ルーカス)
後記 イラク再訪

おすすめコメント

「戦場、それが私の職場」 恋も家庭も子どもも、キャリアも諦めなかったジャーナリストがつかんだ幸せ。職業、フォトジャーナリスト。主な職場は戦場。写真一枚が十ドルで売れたのをきっかけに、趣味のカメラで生計を立てられると知ったのは二十二歳の頃。フリーの通信員としてキャリアを積んだ二〇〇一年。9・11が世界を変え、対テロ戦争が彼女を戦場カメラマンへと導いた。アフガニスタン、イラク、スーダン、リビアを巡り、写真一枚のために命を賭ける生活を続けて十三年。その間に、伴侶も子どもも得た。仕事に伴うリスクから難しい選択を何度も迫られるも、彼女はこの仕事を「わたしの幸せ」と自信をもって言う。仕事の幸せも、日常の幸せも諦めなかったジャーナリストの一代記。職業:フォトジャーナリスト 主な職場:戦場 取材した戦場:アフガニスタン、イラク、スーダン、コンゴ民主共和国、レバノン、リビア 主な受賞:ピューリッツァー賞、マッカーサー・フェローシップ 拉致された回数:2回 死の危険を感じた事:無数 「IT’S WHAT I DO.」(これが私のしていることよ)

著者紹介

アダリオ,リンジー (アダリオ,リンジー)   Addario,Lynsey
フォトジャーナリスト。1973年、米コネチカット州で美容師の両親の元に生まれる。ウィスコンシン大学マディソン校を卒業後、アルゼンチンの“ブエノスアイレス・ヘラルド”でプロのカメラマンとして仕事を始めた。現在では“ニューヨーク・タイムズ”、“ナショナルジオグラフィック”、“ニューヨーク・タイムズ・マガジン”などに定期的に写真が掲載されている。2000年にタリバン政権下のアフガニスタンを訪れて以来、イラク、リビア、レバノン、南スーダン、コンゴなどの紛争地の取材をしており、マッカーサー・フェローシップやピュリッツァー賞を含む数々の賞を受賞している
堀川 志野舞 (ホリカワ シノブ)  
横浜市立大学国際文化学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)