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うるさい日本の私

角川文庫 な35−10

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2016年5月
ISBNコード 978-4-04-104482-7
4-04-104482-0
税込価格 836円
頁数・縦 235P 15cm

商品内容

要旨

家を一歩出れば、案内、呼びかけ、注意のお節介放送が町に溢れている。意味も効果も真剣に考えず、ただ「みんなのため」「安全、危険防止のため」と同じ文言を繰り返すアナウンスの暴力性。論で闘いを挑んだ著者は、バス会社、鉄道会社、デパート、海水浴場、美術館と、次々直接抗議していった。騒音被害を訴えられた企業や団体は、どう反応し対処したのか。行動する哲学者の延々たる闘いの過程を、自己反省も交えつつ描いた名奮闘記!

目次

1 言葉の氾濫と空転
2 機械音地獄
3 轟音を浴びる人々の群れ
4 「優しさ」という名の暴力
5 「察する」美学から「語る」美学へ

おすすめコメント

家を一歩出れば、町に溢れる案内、呼びかけ、注意。意味も効果も考えず、「みんなのため」と流されるお節介放送の暴力性に、哲学者は論で闘いを挑む。各企業はどう対処したのか。自己反省も掲載した名エッセイ!

著者紹介

中島 義道 (ナカジマ ヨシミチ)  
1946年、福岡県生まれ。東京大学教養学部並びに法学部を卒業。77年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。83年、ウィーン大学哲学科修了。哲学博士。元電気通信大学教授。専攻は時間論、自我論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)