• 本

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2018年3月
ISBNコード 978-4-04-104909-9
4-04-104909-1
税込価格 1,870円
頁数・縦 247P 19cm

商品内容

要旨

「鵺王」。陸軍少将でありながら「ホトトギス」の俳人であった亡父の俳号だ。自らも年老い、父に思いを馳せる演出家・充彦のもとに一本の電話が入る。いい加減、子どもを認知してほしい―。作家としても一線で活躍を続ける充彦だが、私生活は修羅の連続だった。心休まらぬ日々の中、因縁のある女優・黒美と句会で再会したことで、晩年に思わぬ変化が訪れる。充彦に宛て、黒美から送られてきた軍用トランク。中には父の字で“尼港事件”と書かれた封筒が―。醜聞の果て、男が見た真実とは。

おすすめコメント

陸軍少将で俳人の父、かつて女優だった愛人。演出家がたぐり寄せた怪異とは 陸軍少将で俳人の亡父に思いを馳せる演出家・充彦のもとに入った、一本の電話。子どもを認知してほしい??。充彦の私生活は修羅の連続だった。蘇る過去の記憶、官能と怪奇、醜聞の果てに充彦が見た真実とは。

著者紹介

三田 完 (ミタ カン)  
1956年埼玉県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。NHKに勤務、ディレクター、プロデューサーとして主に歌謡番組を担当。退職後、テレビ番組、音楽プロデュース等に携わる。2000年、「櫻川イワンの恋」で第80回オール讀物新人賞を受賞。『俳風三麗花』で第137回直木三十五賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)