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砂子のなかより青き草 清少納言と中宮定子

角川文庫 み44−4

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2019年1月
ISBNコード 978-4-04-106605-8
4-04-106605-0
税込価格 660円
頁数・縦 248P 15cm

商品内容

要旨

時の帝の寵愛を受ける中宮定子に仕えることになったなき子(清少納言)。「年増」の年齢で宮中に入った彼女だが、愛らしく気高い定子に瞬く間に心奪われる。女が学をつけても良いことは何もないと言われる時代、共に息苦しさを感じていたふたりは強い絆で結ばれてゆく。だが定子の父の死で一族は瞬く間に凋落し…。身分違いの恋に苦しむなき子、そして紫式部との因縁。悲運の時代に生きる女たちを描いた哀切にして美しい平安絵巻。

おすすめコメント

『枕草子』には綴られなかった、清少納言(アラサー)の恋と悲劇そして幸せ 「女が学をつけても良いことは何もない」時代、共に息苦しさを感じていた定子となき子(清少納言)は強い絆で結ばれる。だが定子の父の死で一族は瞬く間に凋落し…。平安絵巻に仮託した女性の自立の物語。

著者紹介

宮木 あや子 (ミヤギ アヤコ)  
1976年、神奈川県生まれ。2006年、『花宵道中』で第5回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞と読者賞をダブル受賞しデビュー。震災からの復興支援を目的とした女性作家たちの同人誌『文芸あねもね』にも参加。13年、『セレモニー黒真珠』で第9回酒飲み書店員大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)