• 本

スケルトン・キー

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2018年7月
ISBNコード 978-4-04-106917-2
4-04-106917-3
税込価格 1,650円
頁数・縦 275P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 恐ろしい よくわからない サイコパスの真実を垣間見る

    サイコパスの青年が語る、一人称のサスペンス小説。
    どこかの場面を切り取って説明しようとしても、どの場面もネタバレになりそうなほど緻密に組み立てられたお話です。展開がスピーディでスリル満点なので読んでいるときにはそういった細かいことを気にする余裕を与えてくれません。

    この小説を書くにあたって作者の道尾秀介さんはサイコパスについてよく調べて、まるで御本人がサイコパスなのではと思わせるほど、主人公の青年の行動や心情を鋭く描写しています。冷酷で恐ろしい部分も出てきますが、この小説で私が最も多く受け取ったのは、サイコパスとは"共感能力のない人"だということです。
    この読書体験はその一点だけでもほかの小説では決して得られない、特別なものとなりました。

    (2018年9月21日)

商品内容

要旨

週刊誌記者のスクープ獲得の手伝いをしている僕、坂木錠也。この仕事を選んだのは、スリルのある環境に身を置いて心拍数を上げることで、自分の狂気を抑え込むことができるからだ。最近は、まともな状態を保てている。でもある日、児童養護施設でともに育った仲間から電話がかかってきて、日常が変わりはじめた。これまで必死に守ってきた平穏が、壊れてしまう―僕に近づいてはいけない。殺してしまうから。あなたは死んでしまうから。

おすすめコメント

僕に近づいてはいけない。 殺してしまうから。あなたは死んでしまうから。 19歳の僕は、週刊誌記者の危険な仕事を請け負っている。 心拍数を上げて、なんとか“まとも”でいるために。 “もう一人の僕”が顔を出さないように――。予測不能の展開が待ち受ける、ブラック・サスペンス。

著者紹介

道尾 秀介 (ミチオ シュウスケ)  
1975年生まれ。2004年『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、05年同作にてデビュー。07年『シャドウ』で第7回本格ミステリ大賞、09年『カラスの親指』で第62回日本推理作家協会賞、10年『龍神の雨』で第12回大藪春彦賞、『光媒の花』で第23回山本周五郎賞を受賞。11年、史上初となる5回連続候補を経て『月と蟹』で第144回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)