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紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード

角川文庫 ほ25−2

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-04-108752-7
4-04-108752-X
税込価格 704円
頁数・縦 317P 15cm
シリーズ名 紙屋ふじさき記念館

商品内容

要旨

百花は叔母に誘われて行った「紙こもの市」で紙の世界に魅了される。会場で紹介されたイケメンだが仏頂面の一成が、大手企業「藤崎産業」の一族でその記念館の館長と知るが、全くそりが合わない。しかし百花が作ったカードや紙小箱を一成の祖母薫子が気に入り、誘われて記念館のバイトをすることに。初めは素っ気なかった一成との関係も、ある出来事で変わっていく。かわいくて優しい「紙小物」に、心もいやされる物語。

おすすめコメント

大切な人に届ける言葉、その人への思いも載せて手作りのカードで届けたい。ていねいに優しく、紙から生まれる美しいもの。便箋、封筒、壁紙、包装紙、紙箱、照明のペンダント……そっと私たちの生活に寄り添ってくれる、やさしい手触りのものたちが人と人の絆につながる物語。

著者紹介

ほしお さなえ (ホシオ サナエ)  
1964年、東京都生まれ。作家・詩人。95年「影をめくるとき」で第38回群像新人文学賞優秀作受賞。2002年『ヘビイチゴ・サナトリウム』が第12回鮎川哲也賞最終候補作となる。16年『活版印刷三日月堂 星たちの栞』が、第5回静岡書店大賞(映像化したい文庫部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)