• 本

ミノタウロス

角川文庫 さ78−4

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2021年9月
ISBNコード 978-4-04-111779-8
4-04-111779-8
税込価格 990円
頁数・縦 343P 15cm

商品内容

要旨

20世紀初頭、戦争と革命に激震するウクライナ地方。軍や強盗が跋扈する無法地帯で、ヴァシリは流れ者の仲間とともに、略奪と凄惨な殺戮を繰り返す。成り上がり地主の次男として生まれ、書物に耽溺する豪奢な生活は、革命によりすべて奪われた。その日から、ただ生きるため彼は疾走し続ける―。暴力に満ちた激動の時代と、人間性を剥ぎ取られた者の姿を容赦なく描く。文学界を騒然とさせた第29回吉川英治文学新人賞受賞作。

出版社・メーカーコメント

第29回吉川英治文学新人賞受賞のピカレスク小説!ロシア革命直後のウクライナ地方。成り上がり地主の次男坊ヴァシリの書物に耽溺した生活は、父の死後一変した。生き残るために、流れ者のドイツ兵らとともに略奪、殺戮を繰り返し、激動の時代を疾走する。

著者紹介

佐藤 亜紀 (サトウ アキ)  
1962年新潟県生まれ。91年『バルタザールの遍歴』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。2003年『天使』で芸術選奨新人賞を、08年『ミノタウロス』で吉川英治文学新人賞を受賞。16年に発表した『吸血鬼』と19年に発表した『黄金列車』はそれぞれTwitter文学賞国内編第1位を獲得した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)