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論理仕掛けの奇談 有栖川有栖解説集

角川文庫 あ26−17

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-04-112174-0
4-04-112174-4
税込価格 990円
頁数・縦 393P 15cm

商品内容

要旨

「コンビ作家だったとはいえ、人間にここまでのことができるのか、と驚嘆するしかない」(『Xの悲劇』解説)。人気の本格ミステリ作家であり、本をこよなく愛する著者が国内外の名作に寄せた解説集。クリスティ、クイーンなど海外の古典から、江戸川乱歩、松本清張、綾辻行人ほか現代の国内作品まで網羅。今読むべき作品に出会える、最強のミステリ・ブックガイド!文庫化にあたり新たに解説3本と、杉江松恋氏との読書対談を収録。

目次

お人好し探偵に乾杯―『ツール&ストール』大倉崇裕
こういう本格が好きなんだ―『踊り子の死』ジル・マゴーン
火のないところでパズルを燃やせ―『試験に出ないパズル 千葉千波の事件日記』高田崇史
眩暈と地獄―『暗色コメディ』連城三紀彦
小説への頌歌―『八月の博物館』瀬名秀明
夢想の哲学―『原罪の庭 建築探偵桜井京介の事件簿』篠田真由美
華麗なる名作―『オリエント急行の殺人』アガサ・クリスティー
極上のプレグナント・ミステリ―『バルーン・タウンの殺人』松尾由美
“はかり知れないもの”への供物―『囲碁殺人事件』竹本健治〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

一生に一度は読みたいミステリがここに。ファン必携のミステリ・ガイド!クリスティー、クイーン、松本清張、綾辻行人、皆川博子――本格ミステリのプロフェッショナルが愛をこめて執筆した、国内外の名作に寄せた解説集!  杉江松恋との読書対談も収録した、文庫増補版。

著者紹介

有栖川 有栖 (アリスガワ アリス)  
1959年生まれ。大阪府出身。同志社大学法学部卒。89年『月光ゲーム』で作家デビュー。書店勤務を続けながら創作活動を行い、94年作家専業となる。2003年『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞、08年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞。1992年に始まった、推理作家・有栖川有栖と犯罪学者・火村英生のコンビが活躍する「火村英生(作家アリス)シリーズ」は、今も人気を誇り、18年に第3回吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)