荒城に白百合ありて
角川文庫 す5−7
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2022年11月 |
ISBNコード |
978-4-04-113006-3
(4-04-113006-9) |
税込価格 | 924円 |
頁数・縦 | 436P 15cm |
商品内容
要旨 |
森名幸子にとって江戸で生まれ育ち、教養高く武芸にも秀でた母・鏡子は誇りであった。薩長軍が城下に迫り、娘に自害を迫った時も、母は完璧な会津婦人だった。しかし自害の直前に届いた一通の文が、母の、そして幸子の運命を大きく変える。文の差出人は岡元伊織。薩摩藩士の青年であり、この世界でただひとり、鏡子の「空虚」を理解できる男だった。大地震の夜、燃え盛る江戸で出会った2人は、戦禍の会津で再び巡り逢う。 |
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出版社・メーカーコメント
この世界で、ともに生きられない。だから、あなたとここで死にたい。薩摩藩士の岡元伊織は安政の大地震の際に、燃え盛る江戸の町をひとりさまよい歩く、美しい少女・鏡子と出会う。魂から惹かれあう二人だが、幕末という「世界の終わり」は着実に近づいていて――。