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鳥籠のかぐや姫 〔1〕上

宵月に芽生える恋

角川文庫 つ23−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-04-114009-3
4-04-114009-9
税込価格 748円
頁数・縦 286P 15cm
シリーズ名 鳥籠のかぐや姫

商品内容

要旨

7つの島邦を帝が統べる金鵄国。その一つ、隠岐野の辺境の里で暮らすかぐやには幼い頃から奇妙な力があった。それを気味悪がった育ての親の翁と媼に虐げられ、心を殺して生きていたが、帝の異母弟で黒鳶隊大将を務める美丈夫、祇王隆勝によって、仮初の婚姻という形で救い出される。彼は人々を脅かす妖影と呼ばれる異形を討伐する役目を担っており、隊の姫巫女としてかぐやの力を欲してきて―。美しき和風恋愛ファンタジー!

出版社・メーカーコメント

時は金鵄(きんし)国、第33代帝、天誠帝の御世。都から遠く離れた隠岐野の郡の辺境の里にて、かぐやは祖父母である讃岐家の翁と媼に育てられていた。かぐやは見た目は美しいが、幼い頃から人とは異なる力を持っており、本人も知らぬ間に夜な夜なふらりと邸を抜け出し、気付くとこの国にはびこる妖影(かげ)と呼ばれる魔物を斃していた。その際にどこからともなく光る弓矢が現れ、髪も金色に輝くことから、気味悪がった翁と媼はかぐやを監禁し虐げながらも、彼女の美貌を見て求婚してくる貴族からの貢ぎ物で私腹を肥やしていた。かぐやはたまに屋敷を訪ねてくる、兄と慕う錺(かざり)職人の零月に唯一心慰められていたが、ここからはどこにも行けないと諦め、心を殺して生きていた。そんなある日、前帝の子であり、現帝からの信頼も厚い美丈夫、祇王隆勝が訪ねてくる。隆勝は妖影を討伐する黒鳶隊の大将をしており、かぐやの異能の噂を聞いてやってきたが、翁と媼からの仕打ちを知り、仮初めの婚姻の形を取ることでかぐやを連れ出す。かぐやは姫巫女として黒鳶隊に入れられ、中将の海祢や少将の凛といった仲間たちとも過ごす中で、次第に自分の意思を取り戻していくが、同時に厳しくも優しく自分を見守ってくれる隆勝に心惹かれていって……?美しく、心震える異能×和風恋愛ファンタジー!

著者紹介

鶴葉 ゆら (ツルハ ユラ)  
WEB小説投稿サイトを中心に活動し、『鳥籠のかぐや姫』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)