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ルポ新大久保 移民最前線都市を歩く

角川文庫 む17-1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2024年1月
ISBNコード 978-4-04-114092-5
4-04-114092-7
税込価格 968円
頁数・縦 404P 15cm

商品内容

要旨

日本を代表するコリアンタウンである新大久保。しかしここ十数年で、ベトナム人、ネパール人をはじめ、東南アジア、インド、中東、中国などさまざまな国の人が学び、働き、暮らすようになっている。国内有数の多国籍タウンでいったいなにが起きているのか。その実態を見てみようとこの街に引っ越した著者が、人々とのふれあいを通して多彩な様相を綴った渾身のルポルタージュ。追加取材をもとに書き下ろした新章も収録。

目次

単なるコリアンタウンではない、多民族混在の街
外国人コミュニティを支える商売人たち
新大久保には神さまがたくさん
この街に人生を賭ける外国人たち
外国人が暮らすための「インフラ」とはなにか
オールドカマーとニューカマー、ふたつの世代の韓国人たち
はじめて開催された4か国合同の「新大久保フェス」
「よそもの」たちが紡いできた新大久保の歴史
結婚もビジネスもお祈りも音楽も、なにもかもが多国籍でごちゃ混ぜ
外国人との軋轢、日本人住民の葛藤
コロナウイルスは新大久保の姿を変えるのか
この街の未来を担う子供たち

出版社・メーカーコメント

いま、「新大久保」が大きな注目を集めています。日本を代表するコリアンタウンとして、週末ともなれば身動きが取れないほどの人出となっています。ただ、同時に新大久保は「移民」の街、増加し続ける外国人を受け入れる日本有数の国際都市ともなってきました。この数年、新大久保ではベトナム人、ネパール人をはじめとして、東南アジア、インド周辺、中東、中国などさまざまな人が学び、働き、暮らすようになっています。彼ら新大久保に生きる外国人は、どうしてこの国のこの街にやってきて、日々なにを思い、日本社会をどう捉え、なにを食べて、なにに喜びまた疑問に思っているのか。反対に、新大久保の日本人たちは、増加し続ける外国人をどう受け止めているのか。新大久保は、今後ますます多国籍化が進んでいく日本の、最前線であり、モデルシティであり、未来の姿といえます。実際に新大久保に暮らすことになった著者が、新大久保の面白さや問題点、外国人たちの素顔や生活などがわかるエピソードを連ねていくことで、「カオスの街、国際都市」と呼ばれる本当の姿を描いていきます。

著者紹介

室橋 裕和 (ムロハシ ヒロカズ)  
1974年生まれ。週刊誌記者を経てタイに移住。現地発の日本語情報誌に在籍し、10年にわたりタイ及び周辺国を取材する。帰国後はアジア専門のジャーナリスト、編集者として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)