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怪談狩り 〔10〕

まだらの坂

角川ホラー文庫 な5-11

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-04-114961-4
4-04-114961-4
税込価格 770円
頁数・縦 253P 15cm
シリーズ名 怪談狩り

商品内容

要旨

警察官や役人が遭遇する事件には、事実を報告書に書くことができない不可解なものがあるという―深夜に起きた交通事故の状況が奇妙すぎる「物損事故」。独居老人の孤独死をめぐり、マンションの住人達の証言と状況の違いが不穏な「周りの証言」。突然町に蔓延する異臭と、坂道を埋め尽くしたものの正体に震撼する表題作など。日常を侵食する怪異に気づいてしまった恐怖を丁寧に掬いあげる。怪異蒐集家が放つ選りすぐりの実話怪談。

目次

静寂
ドールハウス
お姉ちゃん
物損事故
まだらの坂
周りの証言
これで終わりにしましょう
幽霊の臭い
出口を求めて…

第二オペ室
おじいさん先生
除霊
恩賜のタバコ
タバコの火
福の神
大入り
作業場
工事現場
機械室〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

警察官たちには、そのまま報告書を提出できない説明不可能な事件の記録がある--深夜に起きた交通事故が奇妙すぎる「物損事故」。ある夏の日に、突然町に蔓延した異臭と、住宅街の坂道が白と黒のまだら模様になっており、その正体に震撼する「まだらの坂」。独居老人の孤独死をめぐり、アパートの住人たちの証言が微妙に食い違っていることが、不気味な真実を浮かび上がらせる「周りの証言」。四国の山奥に生物観察に行った大学院生が、人の気配のない村に迷い込み無気味な怪異に遭遇する「靴」など、実話怪談の先駆者が放つ、選りすぐりの恐怖。

著者紹介

中山 市朗 (ナカヤマ イチロウ)  
兵庫県生まれ。怪異蒐集家、オカルト研究家、放送作家。作家育成塾「作劇塾」の塾長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)