• 本

国道1号線怪談

角川ホラー文庫 よ5-1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-04-115896-8
4-04-115896-6
税込価格 902円
頁数・縦 293P 15cm

商品内容

要旨

東京から大阪まで、東西を結ぶ日本の動脈・国道1号。この道は、古の東海道を受け継ぎ、時代を超えて人々の恐怖を映し出す。東京・日比谷公園の噴水から這い出る黒い塊。神奈川・鶴見に出没する謎の“猿”。静岡の海岸沿いに眠る首塚の祟り。滋賀・琵琶湖に沈む数々の事件。大阪・淀川の河川敷に埋められた闇―。道を辿るごとに、異界があなたの日常を侵食する。気鋭の怪談作家たちが紡ぐ、戦慄の書き下ろし実話怪談集。

目次

東京(されど知るや、一寸先の闇の深さを(夜馬裕)
影のような男(吉田悠軌)
高輪グリーンマンション(大島てる))
神奈川(鶴見の猿(吉田悠軌)
鶴見の猿2(吉田悠軌)
国道1号と東海道の間で(大島てる)
川沿いの倉庫(吉田悠軌)
逝きて還りし天下の険(夜馬裕)
箱根を越えたら死体があった(村田らむ))
静岡(不遜のすえ(黒木あるじ)
昏く深き海からの断章(夜馬裕)
地獄の掛け軸(吉田悠軌))
愛知(不敬のあげく(黒木あるじ)
激音のはて(黒木あるじ)
コーポケイコの床下には(村田らむ))
三重(205号室にて(吉田悠軌)
覗くもの(田中俊行)
道のかなた(黒木あるじ))
滋賀(甲賀で死にかける(村田らむ)
琵琶湖の死体(村田らむ)
橋のたもと(黒木あるじ))
京都(2+2=5?(大島てる)
縁切り神社(村田らむ)
母に選ばれる子 選ばれない子(大島てる)
消えた道(田中俊行))
大阪(寝屋川市の事故物件(村田らむ)
淀川の河川敷に埋められたホームレス(村田らむ)
大阪城御殿内暗闇の間(夜馬裕))

出版社・メーカーコメント

東京から大阪を結ぶ、日本の大動脈・国道1号線。1号が跨る8つの都府県を舞台にした実話怪談アンソロジーが誕生。日比谷公園の噴水に現れる何か、鶴見で目撃される神出鬼没の“猿”、琵琶湖にまつわる数々の事件、  そして、淀川の河川敷に埋まっているもの……。  各地に点在する“すぐ隣にある闇”を、怪談界の実力派たちが丹念に掘り起こす。見慣れた風景が、読むほどに別の貌を見せる--。

著者紹介

大島 てる (オオシマ テル)  
日本唯一の事故物件の公示サイト「大島てる」を2005年に開設。殺人、自殺、火災死、孤独死などがあった物件を“事故物件”として、日本全国のみならず海外まで扱い、WEB上で公示する
黒木 あるじ (クロキ アルジ)  
2009年に第1回『幽』怪談実話コンテスト・ブンまわし賞を受賞
田中 俊行 (タナカ トシユキ)  
オカルトコレクター、怪談・呪物収集家。2013年「稲川淳二の怪談グランプリ」、21年「怪談最恐戦」で優勝
村田 らむ (ムラタ ラム)  
ライター、漫画家、イラストレーター、カメラマン
夜馬裕 (ヤマユウ)  
怪談師・作家。2015年第7回『幽』怪談実話コンテスト優秀賞、17年「カクヨム異聞選集」大賞、20年「怪談最恐戦」優勝
吉田 悠軌 (ヨシダ ユウキ)  
怪談研究家。怪談サークル「とうもろこしの会」会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)