• 本

うたかたの娘

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2025年10月
ISBNコード 978-4-04-116621-5
4-04-116621-7
税込価格 1,980円
頁数・縦 254P 20cm

商品内容

文学賞情報

2025年 第45回 横溝正史ミステリ&ホラー大賞(39回〜賞名変更日本ホラー大賞と統合受賞

要旨

目の前にいるのは本物の魔だ。恐ろしいのは、そう思っているのに抗いがたい魅力を感じていることだ。道に佇む不気味な人物をきっかけにしてナンパに成功した「僕」。相手の女性と雑談をするうちに故郷の話になる。そこは若狭のとある港町で、奇妙な人魚伝説があるのだ。そのまま「僕」は高校時代を思い出し、並外れた美しさで目立っていた水嶋という女子生徒のことを語る。彼女はある日、秘密を「僕」に明かした。「私、人魚かもしれん」幼い頃に何かの血を飲んだことで、大病が治り、さらには顔の造りが美しく変化したのだと―。圧倒的な美しさ。それは人生の救いか、破滅を呼ぶ呪いか。第45回横溝正史ミステリ&ホラー大賞大賞受賞作。

出版社・メーカーコメント

道に佇む不気味な人物をきっかけにしてナンパに成功した「僕」。相手の女性と雑談をするうちに故郷の話になる。そこは若狭のとある港町で、奇妙な人魚伝説があるのだ。そのまま「僕」は高校時代を思い出し、並外れた美しさで目立っていた水嶋という女子生徒のことを語る。彼女はある日、秘密を「僕」に明かした。「私、人魚かもしれん」幼い頃に〈何か〉の血を飲んだことで、大病が治り、さらには顔の造りが美しく変化したのだと−−。

著者紹介

綿原 芹 (ワタハラ セリ)  
福井県出身。2025年「うたかたの娘」で第45回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈大賞〉〈カクヨム賞〉をダブル受賞。本書がデビュー作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)