• 本

私という運命について

角川文庫 し32−4

出版社名 角川書店
出版年月 2008年9月
ISBNコード 978-4-04-372004-0
4-04-372004-1
税込価格 792円
頁数・縦 495P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 何年か前にWOWOWでこの本がドラマ化されてTVで観ることができると聞いて即、WOWOWを申し込んだ。主人公は誰がするの?永作博美だった。そして相手役は江口洋介。母親役は宮本信子。私の思っていた主人公とはちょっと違っていたが、自分が感動し、涙した作品がドラマ化するのはとても嬉しい。500ページもある長編だ。その時々の世界の時勢の説明も所々あるがそこは斜め読みしてもいい。1人の女性の29歳から40歳までの人生の大切な時と揺れる思いが描かれている。クライマックスは3度読んで内容は知っているのになぜか涙がこぼれた。この本に出会ってから白石一文の本を読み漁っていくようになった。

    (2023年7月3日)

商品内容

要旨

大手メーカーの営業部に総合職として勤務する冬木亜紀は、元恋人・佐藤康の結婚式の招待状に出欠の返事を出しかねていた。康との別離後、彼の母親から手紙をもらったことを思い出した亜紀は、2年の年月を経て、その手紙を読むことになり…。―女性にとって、恋愛、結婚、出産、家族、そして死とは?一人の女性の29歳から40歳までの“揺れる10年”を描き、運命の不可思議を鮮やかに映し出す、感動と圧巻の大傑作長編小説。

おすすめコメント

人は、自らの意思で自分の人生を選び取ることができるのだろうか?大手メーカーに勤務する冬木亜紀が、かつて恋人からのプロポーズを断った際、相手の母親から貰った一通の手紙。女性にとって、恋愛、結婚、出産、家族、そして運命とは……。著者渾身の傑作長編、待望の文庫化.

著者紹介

白石 一文 (シライシ カズフミ)  
1958年福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。2000年に刊行されたデビュー作『一瞬の光』が各紙誌で話題となり、多くの読者の支持を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)