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しぐさの民俗学

角川ソフィア文庫 J117−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2016年9月
ISBNコード 978-4-04-400032-5
4-04-400032-8
税込価格 1,188円
頁数・縦 381P 15cm

商品内容

要旨

「霊柩車に出合ったら親指を隠す」「汚いものに触れたらエンガチョを切る」。呪術的な意味を帯びた「オマジナイ」と呼ばれる身ぶり。息を吸ったり吹いたり、指を組んだり、呪文を唱えたり…人が行う「しぐさ」にまつわる様々な伝承と、その背後に潜んでいる民俗的な意味を考察。伝承のプロセスを明らかにするとともに、そこに表れる日本人の精神性に迫る。身近な暮らしのなかに、新たな事実を見いだしてきた著者の代表作。

目次

序 俗信と心意
第1章 息を「吹く」しぐさと「吸う」しぐさ
第2章 指を「隠す」しぐさと「弾く」しぐさ
第3章 股のぞきと狐の窓
第4章 「後ろ向き」の想像力
第5章 動物をめぐる呪い
第6章 エンガチョと斜十字
第7章 クシャミと呪文
第8章 「一つ」と「二つ」の民俗
第9章 「同時に同じ」現象をめぐる感覚と論理
終 しぐさと呪い

おすすめコメント

「霊柩車に出合ったら親指を隠す」「汚いものに触れたらエンガチョを切る」。呪術的な意味を帯びた「オマジナイ」と呼ばれる身ぶり。息を吸ったり吹いたり、指を組んだり、呪文を唱えたり…人が行う「しぐさ」にまつわる伝承と、その背後に潜んでいる民俗的な意味を考察。伝承のプロセスを明らかにするとともに、そこに表れる日本人の精神性に迫る。身近な暮らしのなかに、新たな発見を見いだしてきた著者の代表作。

著者紹介

常光 徹 (ツネミツ トオル)  
1948年、高知県生まれ。國學院大学卒業。国立歴史民俗博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。博士(民俗学)。日本民俗学会、日本口承文芸学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)