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枕草子 現代語訳付き 下

新訂

角川ソフィア文庫 A191-2

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-04-400067-7
4-04-400067-0
税込価格 1,760円
頁数・縦 485P 15cm
シリーズ名 枕草子

商品内容

要旨

白楽天の漢詩をひき「香炉峰の雪いかならむ」とたずねた定子に対し、御簾を上げる行動で応えた清少納言。『枕草子』には王朝の女性たちの教養や信頼、遊びごころが鮮やかに記録されている。下巻には一三九段から最後の跋文までの本文、注釈、現代語訳、鑑賞にあたる「評」をおさめるほか、作品成立の経緯や作者についての解説、本文校訂表、系図や内裏図等、人物索引を収載。最新の研究成果を反映した、注釈書の決定版。

目次

正月十余日のほど
清げなるをのこの
碁をやむごとなき人の
おそろしげなるもの
清しと見ゆるもの
いやしげなるもの
胸つぶるるもの
うつくしきもの
人映へするもの
名おそろしきもの
見るにことなることなきものの
むつかしげなるもの
えせ者の所得るをり
苦しげなるもの
うらやましげなるもの
とくゆかしきもの
心もとなきもの
故殿の御服のころ
昔おぼえて不用なるもの
たのもしげなきもの〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

中宮定子に仕えた女房、清少納言。和歌の家に生まれた女性は、卓越した文才を随筆として昇華させ、千年の時をこえ人の心を震わせる傑作を生みだした。原文、注釈、現代語訳、校異を収載した決定版。

著者紹介

清少納言 (セイショウナゴン)  
生没年未詳。平安中期の文学者。清原元輔の娘として生まれ、一条天皇の中宮定子に仕えた
河添 房江 (カワゾエ フサエ)  
1953年生まれ。東京大学文学部卒・同大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。東京学芸大学名誉教授
津島 知明 (ツシマ トモアキ)  
1959年生まれ。國學院大學大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。國學院大學ほか数々の大学、カルチャー教室で枕草子の講座を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)