• 本

猪・鹿・狸

改版

角川ソフィア文庫 J121−2

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2017年11月
ISBNコード 978-4-04-400278-7
4-04-400278-9
税込価格 1,100円
頁数・縦 254P 15cm

商品内容

要旨

九十貫を超える巨猪を撃った狩人の話。仕留めた親鹿をかつぐ後から子鹿がついてきた話。村で起きる怪しい出来事はいつも狸の仕業とされた話…。奥三河・横山で見聞・古老から聴き溜めた猪・鹿・狸の逸話が縦横に語られる。芥川龍之介・島崎藤村も絶賛した文学性の高い文章は、伝説や昔話も織り交ぜて独自の伝承世界を形づくっている。暮らしの表情を鮮やかにすくい取る感性と直観力から生まれた、民俗学の古典的名著。

目次

猪(狩人を尋ねて
子猪を負うた狩人
猪の禍 ほか)
鹿(淵に逃げこんだ鹿
鹿の跡を尋ねて
引鹿の群 ほか)
狸(狸の怪
狸の死真似
狸の穴 ほか)
鳥の話 附録

おすすめコメント

動物との関わりについて考えさせられる民俗学の古典的名著。 動物たちとの忘れ去られた暮らしを活写。動物との関わりについて考えさせられる民俗学の古典的名著。

著者紹介

早川 孝太郎 (ハヤカワ コウタロウ)  
1889年(明治22年)‐1956年(昭和31年)。愛知県生まれ。画家を志して松岡映丘に師事。映丘の兄・柳田国男と出会い、民俗学者となる。愛知県奥三河の花祭を調査し、1930年『花祭』を刊行。農山村民俗の実地調査を行った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)