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ニュートンに消された男ロバート・フック

角川ソフィア文庫 K130−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2018年12月
ISBNコード 978-4-04-400390-6
4-04-400390-4
税込価格 1,188円
頁数・縦 355,5P 15cm

商品内容

要旨

「フックの法則」に細胞の「発見」。いまも教科書で誰もが名前を目にする科学者であり、17世紀に時代の寵児として活躍した男、フック。しかし、彼の肖像画は1枚も残されていない。それは、死後にニュートンが彼を学界から消していったからだ。なぜニュートンの論敵となったのか?彼はどんな生涯を送り、どのような研究をしていたのか?抹殺されたもう1人の天才、その業績と実像に迫る!!大佛次郎賞を受賞した本格科学評伝。

目次

文庫版まえがき―ロバート・フックの肖像
序 ワイト島への旅立ち―フックの実像を求めて
1 科学者フックの誕生(ワイト島からオクスフォードへ
科学者フックの誕生
王立協会とグレシャム・カレッジ)
2 フックの科学的業績(ミクロの世界の探究
気体研究への取り組み
フックの日常生活 ほか)
3 二人の巨人(ニュートンの登場―光学論争の始まり
巨人の肩に乗って―美しき和解?
落体の軌道についての論争 ほか)
あとがき―若き日の先端研に捧ぐ

おすすめコメント

抹殺されたもう一人の天才。 ニュートンが憎んだその業績と実像に迫る!! 「フックの法則」。いまも教科書で誰もが名前を見る科学者、フック。 しかし、彼の肖像画は一枚もない。ニュートンがその存在を消したからだ!本当の業績と実像に迫る、大佛次郎賞を受賞した本格科学評伝。

著者紹介

中島 秀人 (ナカジマ ヒデト)  
1956年東京生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。85年東京大学大学院理学系研究科科学史・科学基礎論博士課程満期退学。東京大学先端科学技術研究センター助手、ロンドン大学インペリアルカレッジ客員研究員を経て、95年より東京工業大学大学院社会理工学研究科助教授。専攻は科学技術史、STS(科学・技術・社会論)。主な著書に『ロバート・フック ニュートンに消された男』(朝日選書、第24回大佛次郎賞)、『日本の科学/技術はどこへいくのか』(岩波書店、第28回サントリー学芸賞思想・歴史部門)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)