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日本文学の大地

角川ソフィア文庫 C117−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2019年2月
ISBNコード 978-4-04-400439-2
4-04-400439-0
税込価格 1,056円
頁数・縦 285P 15cm

商品内容

要旨

言霊の大いなる循環をおそれた万葉集の詩人たち。権力と性愛のふたつの糸が織りなす源氏物語。霊性の贈与を信じ自らを投げ出した親鸞。東海道中膝栗毛の驚くべき軽さと、その底に広がる深淵―。古典文学がいまなお私たちを魅了するのは、自然と文化が分離されない「大地」に、その言葉が根をおろしていたからだ。霊、貨幣、共同体、そして国家をめぐる思考から、日本人の無意識を揺さぶる19の古典に迫る。

目次

源氏物語
万葉集
新古今和歌集
歎異抄
東海道中膝栗毛
松尾芭蕉
栄花物語
日本霊異記
蜻蛉日記
雨月物語
太平記
井原西鶴
大鏡
宇治拾遺物語
夜の寝覚
日本書紀
近松門左衛門
禅竹
謡曲 江口

おすすめコメント

万葉集、源氏物語から弥次北まで。心を自由に解きほぐす、古典文学の世界古典文学が私たちを魅了するのは、自然と文化が分離されない「大地」に、言葉が根をおろしていたからだ。霊、貨幣、共同体、そして国家をめぐる思考から、無意識を揺さぶる19の古典に迫る。解説・酒井順子

著者紹介

中沢 新一 (ナカザワ シンイチ)  
1950年生まれ。思想家、人類学者。明治大学野生の科学研究所所長。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。多数の著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)