• 本

埴輪 古代の証言者たち

角川ソフィア文庫 I166-1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-04-400649-5
4-04-400649-0
税込価格 1,364円
頁数・縦 241P 15cm

商品内容

要旨

ぽっかりと空いた目と口、短い手足、あどけない表情。心が癒される可愛らしい造形で、博物館でも大人気の埴輪たち。しかし、古墳を彩る人物・道具・家・動物たちの群像としてみると、王権を巡る「さまざまな物語」が浮かび上がってくる。3世紀中頃から6世紀終わり頃まで、およそ350年にわたり造られた埴輪を、定番の名品から最新の出土品まで紹介。造形美、細部の見方、楽しみ方を第一人者が解説する。カラー図版160点掲載。

目次

第1章 埴輪のうつりかわり(古墳と埴輪のかかわり
古墳のシンボリズム ほか)
第2章 家と器財による館の表現(墳頂部の埴輪群
墳丘裾の埴輪群 ほか)
第3章 人物埴輪群像と王権物語(人物埴輪に託された物語
王の治世とその正統性 ほか)
第4章 守護者の群像(盾を構える異形の男
入れ墨の呪力 ほか)

出版社・メーカーコメント

埴輪は何のために作られた? フルカラー図版100点超掲載。埴輪から王の生きた時代を読み解き、古墳時代という国家が作られる前の日本社会の特質を描き出しつつ、古墳人の心に迫る。

著者紹介

若狭 徹 (ワカサ トオル)  
1962年、長野県生まれ、群馬県で育つ。日本考古学(主に古墳時代)。明治大学文学部史学地理学科考古学専攻卒業。国史跡保渡田古墳群の調査・整備、かみつけの里博物館の建設を担当。高崎市教育委員会文化財保護課課長を経て、明治大学文学部教授。博士(史学)。藤森栄一賞、濱田青陵賞、古代歴史文化賞優秀作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)