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杉田久女全句集

角川ソフィア文庫 D124−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-04-400775-1
4-04-400775-6
税込価格 1,540円
頁数・縦 461P 15cm

商品内容

要旨

女性が社会進出を始めた大正デモクラシーの時代、俳句の海へと船出した久女。「花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ」「足袋つぐやノラともならず教師妻」「谺して山ほととぎすほしいまゝ」良妻賢母の思想との葛藤を抱えながら斬新さと美意識を放ち、女性俳句の先駆として頂点を極めた。師・虚子からの破門という悲劇は世に知られるが、後年も自己表現に挑み続けた姿が句から立ち上る。未発表句や随筆選も掲載する決定版。

目次

杉田久女句集(堺町
花衣
菊ヶ丘)
補遺1
補遺2
随筆(病院の秋
夜あけ前に書きし手紙
日本新名勝俳句入選句
落椿
種を蒔くよろこび
女流俳句の辿るべき道は那辺に?
菊枕
鶴料理る
朱樂の花さく頃

出版社・メーカーコメント

女流俳句の先駆にして悲劇の俳人、久女の全貌を知る貴重な全句集「女なんか、とけなされるところに、女性の特色があり、女流俳句の進むべき道があるのではないか?」女性ならではの感性を日常の景のなかで表現したエポックメイキングな俳人の全貌がわかる初の全句集

著者紹介

杉田 久女 (スギタ ヒサジョ)  
1890(明治23)年〜1946(昭和21)年。鹿児島県生まれ。本名ひさ(久)。父の転勤で幼少期を那覇と台湾で過ごす。東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大学)附属高等女学校卒業後、09(明治42)年、旧制小倉中学(現小倉高校)の教師・杉田宇内と結婚。以後亡くなるまで小倉に住み続けた。兄の手ほどきで句作を始め、17(大正6)年「ホトトギス」初掲載を機に女性俳句の草分け的存在として活躍。32(昭和7)年、俳誌「花衣」を創刊、同年「ホトトギス」の同人となるも、36(昭和11)年に同人「削除」。没後に『杉田久女句集』が刊行された
坂本 宮尾 (サカモト ミヤオ)  
1945(昭和20)年、中国大連生まれ。東京女子大学英米文科卒、71年東京都立大学大学院修士課程修了、ロンドン大学、ケンブリッジ大学で英米演劇を学ぶ。東洋大学名誉教授。東京女子大学白塔会で山口青邨に師事、「天為」、「藍生」創刊とともに参加。2004年『杉田久女』で俳人協会評論賞受賞。15年桂信子賞受賞。俳誌「パピルス」主宰。俳人協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)