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風姿花伝・三道 現代語訳付き

角川ソフィア文庫 SP A−315−1

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2009年9月
ISBNコード 978-4-04-405501-1
4-04-405501-7
税込価格 1,100円
頁数・縦 447P 15cm

商品内容

要旨

能の大成者、世阿弥の能楽論は、衰えることのない不変の花による、役者としての舞台の成功を求めるための理論といえる。能を演じるための実践的な内容のみならず、美の本質に迫る芸術論としての価値も高く、「まことの花」「時分の花」「秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず」など有名な文言も多く擁されている。あわせて、幽玄能の構造を解き明かす能作の書『三道』を収録。世阿弥の能楽論を詳しく読み解く1冊。

目次

風姿花伝第一 年来稽古条々
風姿花伝第二 物学条々
風姿花伝第三 問答条々
風姿花伝第四 神儀
奥義
花伝第六 花修
花伝第七 別紙口伝
三道(能・作・書条々
三体作書条々)

おすすめコメント

シェークスピアに先立つこと200年、世阿弥が到達した演劇論を読み解く能の大成者、世阿弥が子のために書いた能楽論。原文と脚注、現代語訳と評釈で読み解く。能の演者としての演劇論であるが、実践的な内容のみならず幽玄の本質に迫る芸術論としての価値が高く、人生論としても読める書

著者紹介

竹本 幹夫 (タケモト ミキオ)  
1948年東京生まれ。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学。専攻は中世日本文学・能楽研究。実践女子大学を経て、早稲田大学文学学術院教授・坪内博士記念演劇博物館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)