• 本

空海入門

角川ソフィア文庫 SP G-10-1

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2012年4月
ISBNコード 978-4-04-408903-0
4-04-408903-5
税込価格 792円
頁数・縦 206P 15cm

商品内容

要旨

讃岐の豪族の家に生まれた天才児真魚(後の空海)は、一族の期待を背負い大学に入学。しかし貴族に交じり富と名声のために学ぶことに疑問を感じ、自由な思索、自由な学問を求め仏道へと帰依、留学僧となって中国に渡る―。思想の出発点になった『三教指帰』、円熟期の集大成『秘蔵宝鑰』をはじめ多くの著作も紹介。日本の思想・宗教界を導き、後に弘法大師と尊称された空海の生涯と、現代に脈々と息づくその教えに迫る。

目次

第1章 空海の生涯(青年期と入唐
思想の形成期―四十代
円熟期における社会活動)
第2章 著作と思想(著作の全容
『秘蔵宝鑰』について
大乗仏教から密教へ)
第3章 空海と現代(空海の生き方―引きずられない人
空海思想の今日的意義
空海の宗教観―人生と宗教と ほか)

おすすめコメント

空海の生涯とその思想を丁寧にわかりやすく紹介。24歳で著した『三教指帰』、57歳で著した『秘蔵宝鑰』。空海の思想の出発点と帰着点となったこれらの著書にふれながら、弘法大師信仰とは別の、人間「空海」に迫る。

著者紹介

加藤 精一 (カトウ セイイチ)  
1936年生まれ。大正大学大学院博士課程修了。博士(文学)。大正大学名誉教授。東京・南蔵院住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)